読書会は主催者がイチバン美味しいという話
0.はじめに
こんにちは。都内でエンジニアをしている、@gkzvoiceです。昨年8月からこんなイベントを日曜日朝から開催しています。
事前にお題の技術書の章を読んでいただき、イベント当日に感想をdiscordで雑談する、参加型読書会です。
読書会に足を運んできてくださった参加者様への御礼
読書会を続けることが出来るか不安でしたが、なんとか開催し続けることができたのは、ひとえにお忙しい合間を縫って、読書会に足を運んできてくださった参加者様との読書会での雑談のあってこそです。ありがとうございます。
このふりかえりでイチバン言いたかったことを言うことができました。それでは読書会立ち上げ当時の気持ちから、今日までの軌跡をふりかえります。
1.読書会立ち上げ前夜
「読書会がほしいなー」と思ったときのテンションに身を任せて投稿したときのTweetがこちら。
何かの技術書を読んでいてなのか、
技術書って日本語でも読むのに苦労するのに、英語で読むのはもっと苦労するなー。頑張って読んで獲得した学びをシェアできれば楽になるのかなー。
といった考えがよぎりました。ここでシェアハウスの同居人のみうらさんが読書会を開催されている様子を目にしていたことを思い出して、「あ!」となってTweet!w
イベント立ち上げ当初は「ベータ版」と言うと全て解決する
イベントの初回開催告知のTweetとイベントページでこのように言っているのですが、今思えば重要だったなと思うので書き残しておきます。
「イベントもオンラインイベントも初めて開催する」せいか、なんともいえない不安がいつも頭をよぎっていました。しかし、「ベータ版」という一言を開催するとアナウンスする際に添えたことで、払拭することはできなくても、不安と向き合うことは出来ました。
2.読書会立ち上げ当初から今日までに変更したこととその理由
続いて今日の読書会までに変更したこととその理由を書いていきます。
変更1: 読書は「イベント当日におこなう」から「イベント当日までに読んでおく」に移行
・読書会で「たまたまやっていた雑談」がアタリ、雑談の時間を増やすため。
変更2: 開催頻度を隔週から毎週に変更した
・隔週の場合、以前に扱った内容が思い出せないことが分かったので。
・また技術書を読むペースを上げたかった。
変更3: 読書メモを書く場所をdiscordのテキストチャンネル、HackMD、マークダウンと変えた
・立ち上げ当初は参加者にとって参加するまでのハードルを下げることを優先。
・参加者が増えていくにつれて、テキストチャンネルだと投稿が上に流れてしまうことが課題となってきた。ここで参加者様からご提案いただいたHackMDへ移行。
・何人も同期的にマークダウンを編集するのがツラくなり、Gitリポジトリ管理下のマークダウンへ移行。
HackMD<参加者Aが編集>
a1 <-参加者Aがa1を削除すると、一段上にズレるように感じた
a2<参加者Bが編集>
b1
b2
3.読書会を半年ほど開催して分かったこと
一見、読書会を開催するってツラそうに思われますが、それだけじゃないということが分かりました。
・読書会を「毎週日曜日朝」に実施は過酷
・私が参加者のなかでイチバンぺーぺーなので、それでも参加者様に「来てよかった」と思っていただけるような読書会にするべく、主催者として毎週必死に読書して、読書メモをする責任感を抱く
・この責任感を抱くことで
読書を続けることができているのだと自己分析
4.ふりかえりのまとめ
・イベント立ち上げ当初は「ベータ版」
と言うと全て解決する
・課題図書を読んでいるという共通のコンテキスト
があることで「雑談」が盛り上がる
・読書会は主催者がイチバン美味しい
5. #技術書を英語で読む会 の宣伝
当読書会は、このような雰囲気を持った場所に主催者が欲しくて開催しています。
「技術書を英語で読みたい」、「技術書を読んだ感想を共有したい」という同じ考えを持った方々がゆるーく集まる、スターバックスのようなサードプレイスが欲しくて。
出所:技術書を英語で読む会/ReadingParty — connpass
毎週日曜日朝09:00から、discordにて、オライリー本の読書メモを片手に雑談しています。discordのURLはconnpassのイベントページからお申し込みいただいた方にお伝えしております。
次回のイベントページはこちらです。
次回開催日は2021/02/14(Sun)です。それではまたdiscordでお会いしましょう。
これまでの活動の様子
これまでの読書会で取り扱った本
- Software Engineering at Google
- Building Secure &Reliable Systems
- Fundamentals of Software Architecture
- Building Event-Driven Microservices